ブログ
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見ている
一年前には犬が一匹と猫が三匹いた。今は、おばあさん猫と不良の若手男子猫の二匹になってしまった。可愛い二匹がなくなって落胆の日々が続いていた。フト見ると遺された二匹の猫がこちらを見ている。台所にいると隣の部屋から覗いている。テレビを見てい... -
大和心になれなくて
桜の季節は朧げで森に夢見る、そんな気分になるものです。 この森には、幾つの月が落ち眠っているのだろう。真綿のような満月が落ちてきた朝森のはずれで小さな薄桃色の花が咲きました。青い鳥が振り返り、風は聞き耳を立てています。きっと、この地上はあ... -
ライク ア ローリングストーン
店内から見える景色もベージュ色。空の青とのコントラストも味があります。 年末は30日まで営業します。年明けは1月4日からの営業になります。年末年始のコーヒー豆はくるみコーヒーで😄 ボブ・ディランはノーベル文学賞の授賞式を先約があるので、... -
雨が降っています。ピンクの忍者が隣の部屋でギターを弾いています
「この頃、ブログを書いてないけどどうしたの?」と聞かれます。「犬が死んだから」と応えると、不思議な顔をされています。ペットロスも確かにありますが、言葉を繕っている自分が嫌になっているのです。ふと見ると、窓の外では時々黙々と椎の木の枝を切... -
猫に愛された犬の話
その犬は16歳と8ヶ月で逝った。苦しい最期だった。背中の皮が剥け、痛さに苦しみ、犬小屋と垣根の間の狭い隙間に鼻先を入れて、夜じゅう鳴いていた。朝には、力尽きて横になった。でも激痛は睡りを許さなかった。視力のない真っ黒な瞳から大きな涙がこぼれ... -
无妄(むもう)って言葉があるようで
无妄ーむもう本を読んでいたら无妄っていう言葉が出てきてなんじゃこりゃって探していたら、易経の中に「无妄、それ天の命なり。正にあらざれば、ワザワイあり」の一文に当たった。「妄は誠の反対。いつわり。无妄はいつわりなきこと。だから邪念、邪欲を... -
ギター文化館には神さまが住んでいる、くるみコーヒーにも。
中央、左手 小屋の前がたばこ畑 店内から観えるたばこ畑がずいぶん黄色になってきました。朝から強い陽射しが背中を焼いて花の水遣りも容易ではありません。入口の斜面を利用して植えた朝顔が真っ青で少し涼しくしてくれています。ギター文化館の玄関前の... -
蝮(マムシ)のロングヘアー
写真は、今月始めに亡くなった 可愛い可愛い「にゃしち」です。彼も蛇が大好きでした。 「蛇なんか、へっちゃらだ」とOさんは言っていた。「子供のごろは、体あづいどき、なづなんか、シャツん中さ入れで歩ぐんだ、あれ気持ちいいど。ある程度、時間たづど... -
ラピスラズリの空の色
この緑は何色って言うんだろう。土手に落ちていたクルミの実を拾ってきて、色の名前を色見本で探してみた。玉子鼠(タマゴネズミ)藍玉子(アイタマゴ)柳葉色(ヤナギバイロ)女郎花(オミナエシ)なんとも、穏やかで風流な名前が続々と出てくる。昔の人は、よく... -
ニ、三羽ー十二、十三羽
ニ、三羽 十二、十三羽 ギター文化館の丘は入口とは逆に北側に面して建っている。くるみコーヒーは、その北面に位置し、難台山、吾国山を一望できる場所にある。太陽を背に受け右から左へ、お日様が移動する。前面に土手があり、東側に突き出た高台が緩や...