2018年7月1日

アシクロビル

2018年6月20日 母が帯状疱疹の薬の影響でアシクロビル脳症になりました。

母は加齢のため膝が悪いので、痛み止めを飲んでいます。 病院で出された薬ですが、なるべく少な目に、ひどい時だけ飲むようにしています。他にコレステロールと高血圧の薬も飲んでいました。 その痛み止めの薬と、数日前になった帯状疱疹の薬が悪く作用して 意識障害を起こしました。

夕方、母から携帯に連絡が入りました、何も喋りません。まちがいかと思い切っても 何度か繰り返しかかってきます。心配になり急ぎ家に帰りました。

母は布団の上でしきりに数字を書いています。体調が悪いと前日から布団に 横になっていました。後でわかりましたが、キャッシュカードの暗証番号をおしえようと していたようですが、まるで違う番号でした。

呂律もまわらず、言葉もしっかりしません。急ぎ救急車を呼び病院へ。 最初は脳梗塞を疑われましたが、MRIを撮っても、画像に出ません。検査をして行くと肺に影がある、ということで結核かもしれないと無菌室に入院させられました。

その晩は呂律がまわらないながら喋り続け、見えないものを見ています。
私を息子だとは認識していませんでした。 「センセ、息子は優しいんですよ、お金持ちでもないし、ぜんぜんエラくもないんですが、優しいんですよ」

私が息子だと言っても、「息子は、そんなに歳をとっていませんよ」と笑って言うのです。 亡くなった叔父のことや大学生になった孫のこと、昔のことを話します。

朝から痙攣が始まりました。手足をバタバタさせ、上体を跳ねるようにさせ 起き上がろうとするので、身体を拘束されました。

血液検査のため脊髄注射を打とうとしますが、注射器を刺そうとするとなかなか処置させません。主治医の先生には毒づいて、ツバをかけてます。後から聞くと、先生が悪魔に見えて、闘っていたと言っていました。

その日は麻酔が効いているので眠っては起きての繰り返し。その時の夢を後から聞くと 自分は昔飼っていた犬になっていて、濡れ縁の隅の、昔、犬がいたスペースに 自分いて部屋の中を見ていた。たまにくる悪魔がいるので大きなボールの 薄い皮を爪ではがさないと、悪魔に家族がやられてしまう。だからその ボールを必死に爪で削っていたと。
その夜は幼児に還り「オハナ、チュバメ」 などと、天井を見ながらうわごとを言っていました。

翌日、「このままでは脳に障害が起きます」と。イチかバチかで人口透析を 行ないました。もともと心臓が弱いので、危険でしたが、一日三回の透析をしました。そして翌日、現世へ復活したのです。そして再度の検査で肺にあった左胸の影は肺ガンとわかりました。
それから薬物治療、人工透析。ガンの手術は体調が 安定してからと決まりました。

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